2007年9月20日
 ■  天岩戸の物語1

神代ん昔。神さんが住んじょらす高天原で、スサノオノミコトちゅう(という)神さんがえらいなこつ悪さを働き、姉ちゃんのアマテラスがえらい困り果て、とうとう天岩戸に入って隠れちしもうた(かくれてしまった)。そしたら、天も地も真っ暗になっち、天変地異が起こったげな(起こったそうです)。

神さんたちが集まって、アマテラスを岩戸ん中から出すため、岩戸前広場じ一大パーティを開くこつにしたっと(開くことにしたのです)。


どんどん篝火を焚く神さん、鏡をこしらえよる神さん、中央にゃ大けな(大きな)桶が搬入されち(されて)逆し(逆さ)にしてあります。どうやらこりゃ円形ステージんごつあります(のようです)。天の香具山に行った衆が大きな柴(榊)を根こじにして(根こそぎ抜いてきて)運んできました。

切るのじゃねぇして(切るのではなく)移植するとこが木の国日本のエコロジー。オナゴ衆が布で飾りをつけち、こりゃ岩戸ツリーじゃの(ですね)。


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投稿者 ohta2000 : 05:50
2007年9月19日
 ■  天岩戸の物語2

山に行った部隊はニワトリも捕まえち来らしたが(捕まえてきたようです)。あっちん方じゃ、酒造りをしよらす神さんもおらすばい(いらっしゃいますよ)。

さあて、準備が出来た。天児屋根命ちゅう神さんが、アマテラスさんに祝詞をあげます。

「アマテラスオオミカミさんがお隠れになっち(なって)、この世はむちゃくちゃでござります。高天原のスタッフ一同、お帰りを待っちょります。早よお姿を現してください。

そしていよいよ、岩戸大作戦。何かと思えば、酒盛りじゃが!

おっ、中央ステージがライトアップされましたばい。みんなでトントン手拍子足拍子、笛も鳴る鳴る。

登場さした(された)のは天鈿女命(または天宇受賣命)。こりゃどうか、ハダカ腹じゃが! 着物の前を大きゅう広げち乳どこじゃねえ(広げて乳房どころではない)、ヘソん下まじ(まで)帯を下げて大事なとこがチラチラ見ゆるばい!
ウズメさんはセクシー系ちゅうより(と言うより)オカメ顔の癒し系。

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投稿者 ohta2000 : 07:59
2007年9月18日
 ■  天岩戸の物語3

えらしいして(愛らしくて)愛嬌があって、オナゴん神さんも嫉妬することなく応援できるキャラクター。じゃき(だから)そげな(そんな)きわどい格好も健全なのであります。

「お、見ゆる!見ゆるば~い(見えるぞ)」

の笑い声。それらの音声が二重、三重に響き渡ります。

「なんけ(なによ)えれ賑やけじゃねえけ(すごく盛り上がっているじゃないの)。笑い声やら唄う声やら...、なんけ、なんけ、どうゆうこつけ...(何よ、どういうこと)? 何しよっとけ(何してるの)?」

さて、一方こちらは岩戸ん中。天照大御神さんは

「どんげ(どんなに)懇願されてん(されても)そうやすやすとストライキ撤回はせん(撤回はしません)! 誰が出るもんけ(でるものですか)!」

と、まだ腹かいちょらす(立腹なさっています)。


細い光がもれ、そこから覗くアマテラス。

「あら、ステージで舞いよっとはウズメちゃんじゃねえけ(ないの)? あら、裸じゃが。若いカラダしちょるねえ。綺麗じゃねえ...。呑みかた(飲み会)? あんげ(あんなに)笑いよる...。うちが隠れたき(私が隠れたから)悲しみよるとばっかし思いよったとに(思っていたのに)。誰も相手にしてくれんと(してくれてないの)? なんけ(何よ)それ。きー!!」

アマテラス、拗ねて岩戸をまた閉じられました。

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投稿者 ohta2000 : 08:02
2007年9月17日
 ■  天岩戸の物語4

岩戸ん中から洩れ聞こえるそげな(そんな)声に聞き耳を立てる神軍団。ずっと岩戸の周囲に潜伏しちょる兵が、機を見てこんげおらばした(このように叫ばれました)。

「アマテラスさんより偉ぇ日の神さんが来らしたばい(おいでになったよ)。こりゃ天国じゃ! 祝わわにゃ(お祝いしなくちゃ)! ヨイヨイサッサ~ヨイサッサァ~」

その声を聞いたアマテラスさん、おなごのジェラシーに火がついた。

「えっ?うちより偉い太陽神? ナニ、ナニ?」

敵情視察とばかり再び岩戸を開けてみた。

ピカピカッ! また闇の中に光線が走った! 

チャンスじゃ! 

神さんたちはもっと声を張り上げち囃したて、歌い、笑い、おらびます(叫びます)。
踊り子さんのウズメもがまだして(頑張って)踊ります。岩戸前広場はもう興奮のルツボと化しています!

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投稿者 ohta2000 : 08:04
2007年9月16日
 ■  天岩戸の物語5

アマテラスさん、どしてんこしてん(どうしても)外が見たくなって、岩戸を開けたもんじゃき(開けたので)、広がり太い光が洩れた!

そこじゃ!! 

そん(その)光に向けて、かねて用意の鏡が掲げられ、強烈な反射光がペカペカと岩戸内のアマテラスさんを照らします!

「わぁ! まこっちゃ(ホントだ)! 外はピカピカじゃねえけ(じゃないの)!まっと(もっと)確認しよう。」

そんげ(そう)思って岩戸の隙間を広げたアマテラスさん。

「今じゃ!」

ち、天手力男神さん、岩戸に手をこじ入れ、一気に岩戸を押し開いたぁ! おお、勢い余って、そん岩戸を投げ飛ばしたら、どこまじ(どこまで)行ったか見えんなるくらい飛んで行ってしもたげな!!

(その後の追跡では、信州戸隠山に落下したと判明。その証拠に信州には高千穂の杉と同じ遺伝子をもつものがあるそうです。岩に種がついていたのでしょう。だから高千穂と信州は仲がいいっちゃね。)

ともしかっちり(おしまい)
投稿者 ohta2000 : 08:06