鬼嫁からのインポッシブル・ミッション「ヨーグルトが」

今日も午前様。
働いて帰って来るのに鬼嫁はいい顔をしない。
労基に会社を訴える勢いだ。
遅くて生活のリズムが不規則、食事も夜中過ぎ、睡眠も短い、
そのリズムに鬼嫁もつきあってくれている…、
健康に良くないことは承知はしている。でも仕事だ。男だ。
今日の帰りも午前様。
家に帰ったらいつも、まずシャワー。
部屋でスーツズボンを脱ぐ。
脱衣所でカッターシャツを脱ぐ。
インナーを脱ぐ。
あとは、トランクスパンツと黒い靴下だ。
右靴下に手をかける…、
…、
…、
このタイミングで
鬼嫁が!
なんと!
「明日の朝食べるヨーグルトを買って帰ってきてもらうのを忘れてた、あーあ。」
このあとの展開を妄想する。
朝、出勤前に、コンビニに行って買ってこい、と言うだろう。
買いに行かないと、ずっとブツブツ言われ続ける。嫌な一日を過ごすことになる。
おれはいつも時間ギリギリルーティンの朝の男だ。
そんなタイミングでは、いくら近くにセブンがあるといっても、
いつもバタバタ家を出るおれに、気持ちに余裕はないだろう。
両天秤にかける。そんな朝を迎えるのか、それとも今の今のうちに…
今だ。
上半身裸トランクス、靴下姿のおれは、思うより先に手が動いていた。
脱衣カゴから、インナー、カッターシャツを。
そして部屋でスーツズボンを。ベルトを。
今日もインポッシブル。
おれの顔の覆面を被ったイーサンは、
瞬時のうちに出勤姿に舞い戻っているという午前様。
お疲れ様。
会社員40代♂の日々の戦いブログ。
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