鬼嫁はどこにでもいるんだ

飲み会の後、酔っぱらって帰宅しようとしたけど、
結構、酔っぱらっているから、このまま家に入ると
鬼嫁に怒られる。
ならば、酔いをさますために、
家に着く前に、駐車場に停めてある自家用車で少し寝て、
ほんの少しでも寝て、
酔いがさめてから家に帰ろう。
と思ってたら、
コツコツとものを叩く音で目覚めた。
朝陽がさす。ここはどこ?音はなんの音??
目を開けたら、車の運転席をリクライニングした右斜め上方に、
ガラス一枚隔てて見える、冷めた鬼の顔が。
(ああ、やってもうた)
目をあけたが、
目をあけたのを鬼に見られてはいるが、
これは幻覚だ。
もう一度、このまま、まぶたを閉じて、
夢の国へ舞い戻りたい。特急で。
という話を、会社内で同僚が、おれの背中でまわりに話しているのを聞いた。
忙しくて、その会話に参加しなかったが、
それ、あるある。
こいつも、おれと同じ境遇なんだ。
おれだけじゃない、同じ境遇の同志が、こんな近くにいた。
この会社で、おれだけと思っていた。
でも。
おれの場合、鬼だけでなく、そのシチュエーションで、
鬼とともに、
鬼の父も一緒にいたことがある。
それだけじゃない。
家からかなり離れた場所で飲み会があって、
近くのベンチでちょっとのつもりが
すっかり完全に寝てしまって、
目覚めて携帯を見たら、何十件と着信履歴があって、
青ざめて目覚めたけど折り返しの連絡も怖くて、
こんな時間、最終バスも最終電車も無くて、
もちろん、お金がないからタクシーなんて。
家に着くのが、何時になるのか見当もつかないけど、
歩いて帰ろうと心に決めて、家の方向に歩いていたら、
鬼と鬼の父が乗った車が、歩く俺の隣に停車した
こともあった。
同志よ、どうしよう。
この時、お前ならどうした?どうすればよかった?
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